ハイプロンは寝つきがよくなる睡眠導入剤

「ハイプロンは寝つきがよくなる睡眠導入剤」のイメージ画像

寝つきが悪く、夜なかなか眠れなかったりしていませんか。
もしかしたら、それは入眠障害と呼ばれる睡眠障害かもしれません。
この記事では、その入眠障害の治療に効果的な睡眠導入剤ハイプロンを紹介します。
ハイプロンのメリットやデメリットだけでなく、服用時の注意点も解説していきます。
それではまず、ハイプロンがどのような医薬品なのかみていきましょう。

ハイプロンの効果

ハイプロンの効果

ハイプロンは入眠障害を改善する超短時間型の睡眠薬です。
ソナタのジェネリック薬で、コンサーンファーマが製造しています。
コンサーンファーマはインドで急成長している製薬会社で、ハイプロンだけでなく抗不安薬や抗精神病薬、抗生物質など幅広い医薬品を展開しています。
厳格な品質管理と流通規準を定めており、高品質な医薬品を手頃な価格で提供していることが特徴です。

ハイプロンの有効成分はザレプロンで、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬に分類されます。
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の欠点を補っている睡眠薬です。
従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬は、ベンゾジアゼピン受容体ω1とω2の両方に作用していました。
ω2の受容体は抗不安作用や筋弛緩作用に関わりがあり、服用した際に転倒やふらつきなどの副作用がよく現れていました。
しかし、非ベンゾジアゼピン系は催眠効果に関わるω1の受容体にしか作用しないため、ベンゾジアゼピン系睡眠薬と比べて副作用と依存性が少なく催眠作用に特化した睡眠薬となっています。

有効成分のザレプロンは、脳内のベンゾジアゼピン受容体を刺激することで、抑制性の神経伝達を担っているGABAの働きを活発にさせます。
この働きにより、脳の興奮が抑えられ催眠作用が発揮されるのです。
抗不安作用もあるため、うつ病の治療にも効果が期待できます。

ではここから、ハイプロンのメリットについて説明していきます。

ハイプロンのメリット

メリット

ハイプロンは非ベンゾジアゼピン系に分類される睡眠薬で、副作用と依存性が少ないことが特徴です。
とくに半減期が1時間と非常に短く、入眠障害の治療に効果的です。
翌日に眠気が残らないため、仕事をしている人でも安心して服用できます。
また、他の睡眠薬は睡眠を浅くしてしまうことがありますが、ハイプロンは深い睡眠を増やす作用があります。

睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠が繰り返しおこなわれます。
レム睡眠とは、体は休んでいるが脳が休んでいない状態のことで、浅い睡眠に分類されます。
反対にノンレム睡眠は深い睡眠で、脳も休んでいる状態です。
レム睡眠が減ると睡眠をしても体の疲れが取れなくなり、ノンレム睡眠が減ると熟睡感が感じられなくなってしまいます。
どちらも睡眠には必要で、バランスよく保つことが大切です。

ハイプロンは、深い睡眠を増やすことができるため、ノンレム睡眠が増え熟睡感が感じやすくなります。
寝つきがよくなるだけでなく、睡眠の質も向上させることができるのです。

ここまではハイプロンのメリットについて説明してきました。
では、反対にどんなデメリットがあるのでしょうか。

ハイプロンのデメリット

デメリット

ハイプロンは副作用の少ないことが特徴のひとつでしたが、そのぶん効果もマイルドです。
初期の睡眠障害には効果がありますが、重度の睡眠障害には効果が見込めない可能性があります。
また、ハイプロンは脳の活動を抑制することで強制的に睡眠をもたらすため、自然に眠くなるというより気絶するように急に眠るようになります。
その作用から、就寝前の記憶が思い出せないことがあるのです。
無意識に行動してしまうことがあるためハイプロン服用後は、すぐに布団に入り途中で起床することはやめましょう。
なお、ハイプロンは超短時間型の睡眠薬のため、入眠障害以外の中途覚醒や早朝覚醒の治療には不向きです。
中途覚醒や早朝覚醒で悩んでいる人は中時間型や長時間型の睡眠薬に変えたほうがいいかもしれません。

メリット、デメリットを把握したうえでハイプロンを服用するようにしましょう。
ここからは、服用時の注意点について紹介していきます。

ハイプロン服用時の注意点

注意点

ハイプロンは、副作用や依存性が少なく服用しやすい睡眠薬のため、ついつい多く服用してしまうことがあるかもしれません。
しかし医薬品である以上、副作用や依存がまったく起きないわけではありません。
ふらつきや頭痛、めまいなど精神神経系症状や入眠までの行動を覚えていない健忘が起きることがあります。
とくにアルコールと一緒に服用すると上記の副作用が起こりやすくなるため、ハイプロン服用時はお酒を控えましょう。
また、依存性が少ないといって日常的に服用していれば依存しやすくなります。
漫然と服用することで効果が物足りなくなり、どんどん服用量を増やしてしまう傾向があるのです。
依存防止のためにも用法用量を守って服用し、自己判断で服用量を増やさないようにしましょう。
さらに、ハイプロンは飲み合わせによって、さまざまな悪影響を及ぼすことがあります。
併用注意薬が存在するため、服用中の医薬品が他にある人は服用前に医師に相談しましょう。
ハイプロンは半減期が少ない睡眠薬で翌日まで効果が残らないことが多いのですが、人によっては代謝が悪く眠気が残る人もいます。
その場合は、服用量を減らすことでハイプロンの作用時間を短くすることができます。
効果が効きすぎて生活に支障をきたせば本末転倒です。
うまく服用量を調節し、自分に合った服用量を見つけましょう。

まとめ

寝つきが悪い入眠障害には効果的なハイプロン。
世界で使用されているソナタのジェネリック薬のため、効果は保証できます。
ただし、睡眠薬にはさまざまな種類があり、効果の効きには個人差もあります。
自分の症状に合わせて睡眠薬を選びましょう。

入眠作用のあるハイプロンが必要な時はこのサイトを頼ってみては?